毎年この時期にはアマチュア無線のローカルコンテストが開催され、元会社の後輩の無線仲間が参戦し、私はそのサポートで一緒に大山へ登っている。 今年もそのコンテストが開催されるようなので、大山へ行くことにした。 天気は良さそうであるが気温が低そうなので、防寒対策はしっかりしてゆくことにする。 下山後は、何時ものクアハウス山小屋で無線仲間との忘年会である。 一日楽しもう!
天気予報通り天気は良いが、気温が低い。 ヤビツ峠からのイタツミ尾根は、登り始めから登山道には霜柱が立っている。 日のあたる所だけ霜が解け、泥田状態になっていた。 今回はコンテスト開始前に無線設備の設営が完了し、スムースにスタートができる。 無線仲間がコンテストに参戦している間、私は別の周波数帯で無線運用を楽しみ、さらに山頂付近をぶらぶらと散策する。 この時期になると、暮の大掃除をする人が多いのか、登山者は何時もより少ない。 山頂の気温は思っていたより下がらず、持参した羽毛服を着込む事もなかった。 下山後はクアハウス山小屋で入浴後、無線仲間と忘年会を行う。 楽しい一日であった。 さて無線仲間の結果はどうなるか?
実施日:2021.12.19(日)
参加者:2名
天候 :晴れ
コース:小田急線新百合ヶ丘駅集合→(小田急線)→秦野→(タクシー)→ヤビツ峠→(イタツミ尾根)→大山(無線運用)→(雷ノ峰尾根)→見晴台→(九十九曲経由)→クアハウス山小屋(入浴)→(山小屋の送迎車)→日向薬師バス停→(バス)→伊勢原駅→(小田急線)→新百合ヶ丘駅解散
自宅で出発の準備をしていると無線仲間からメールが届き「飯田橋駅舎のシャッターが開かず、予定の電車に乗れず、少し遅れる。」と、連絡が来る。 さらに新宿到着時に「新百合ヶ丘駅6時12分着の電車に乗った。」と追伸が来る。 私は二本目のメールに合わせて自宅を出発し、集合場所の新百合ヶ丘駅ホームへ向かう。 冬至数日前で一段と冷え込むようになり、大山山頂での防寒対策に厳冬期用の羽毛服をザックへ入れてある。 6時12分、無線仲間と何時もより一本遅い急行電車内で合流し、秦野駅へ向かう。 6時55分、少し運行が遅れた電車は秦野駅に到着し、大勢の登山者と共に電車を降りる。 我々は直ぐに駅南側のタクシー乗り場へ向かう。 6時58分、タクシーで秦野駅を後にヤビツ峠へ向かう。 タクシーの窓ガラス越しに晴れ渡った空の下、丹沢の山々が寒そうに眺められる。 7時28分、タクシーは標高763mのヤビツ峠に到着する。 峠の駐車場を除くと、まだ少し駐車スペースが残っている。 道路端の水溜りは完全に凍りついている。 おそらく気温は氷点下なのであろう。 7時36分、出発準備を完了させ、登山計画書を投函しヤビツ峠を後にする。
バス停前の階段を登りイタツミ尾根に取り付くと、土の登山道は一面霜で持ち上がり、脚を乗せると時々霜柱が崩れて脚の形に盛り上がった土が沈み込む。 気温が低く寒いので、自然と足が速くなってしまう。 しかし、息が上がらないように出来るだけゆっくりとしたペースで足を運ぶようにする。 気温が低いので、全く汗をかかない。 イタツミ尾根唯一の鎖場を過ぎ急登を登ると、中間点は近い。 8時17分、標高962mのイタツミ尾根中間点のベンチに到着し、一休みする。 西風が尾根上を吹き抜け、寒い。 行動食を食べ、10分弱の小休止の後また登り始める。 標高が上がるに従い、登山道脇の霜柱が長くなってくる。 やがて、登山道に長い木道が現れると、下社からの表参道との分岐は近い。 9時04分、標高1169mの所で下社からの表参道を合わせる。 ここからは丹沢の表尾根越しに雪を被った富士山が眺められる。 分岐を通過すると、暫く急坂を10分ほど登り、最初の鳥居の所に到着する。 ここからは参道を離れ、大山山頂を迂回し山頂東側直下の広場へ直接向かう。 山頂部分の日当たりの良い登山道は、霜が融けている。
9時22分、標高1252mの大山山頂東側直下の広場に到着する。 ベンチはほとんど使われている。 広場の端の方の地べたに直接シートを敷いて場所を確保することにする。 日当たりの良い場所なので、既に霜が融けドロドロの土の上にシートを広げる。 ザックをシートに降ろし、先ずは防寒対策である。 今回は、50MHz帯を使ったAMモード(中腹ラジオ放送と同じ変調方式)のコンテストで、開始は10時である。 コンテストが始まる前に運用周波数の確保をしなければならない。 そのためには出来るだけ電波が出る状態にしなければならない。 直ぐにアンテナを設置し、無線機、電源等の設定を行わなければならない。 10分ほどで作業は完了し、9時50分頃からテスト電波を出し始める。 直ぐに平地の自宅で待機していた無線何仲間と交信ができ、電波の状態の確認ができる。 そうこうする内にコンテスト開始の10時になり、本格的な運用を開始する。 暫くは1分間に2局の割合で交信していく。 そうなると私はやることが無くなり、持参した1.2GHz帯の無線機を使って私も無線運用を開始する。 風も殆ど無く日当たりも良いので、寒くなく快適である。 せっかく担ぎ上げた厳冬期用の羽毛服の出番はなさそうである。
私は一時間半ほど無線運用した後、大山山頂付近の散歩を開始する。 先ずは山頂に建つ阿夫利神社奥ノ院に詣でる。 さすがに正午に近くなると登山者は多くなるが、暮れの為か然程の数ではない。 今まで気が付かなかったが、山頂阿夫利神社本社境内の改良整備工事が行われ、来年の夏ごろには工事が完了するようである。 その後、山頂周囲を一周する。 12時20分頃、無線運用場所に戻ると無線仲間が「そろそろ飽和してきた。」と云う。 どうやら新規の交信相手がほぼいなくなった様である。 パソコンに入力された交信状況を覗くと、例年より交信局数が少ない。 おそらくこのコンテストの主催者側の問題で、コンテスト直前まで開催案内が出されなかったのが原因であろう。 コンテスト終了時間の13時が近づいたので、私は自分の無線機の撤収を開始する。 13時、コンテスト終了と同時に撤収作業を開始する。 先ずは無線機を梱包し、次にアンテナの撤収を行う。 簡単なアンテナので、撤収は短時間で終了する。 13時13分、雷ノ峰尾根を下り始める。
下山路の雷ノ峰尾根は、南東側なので陽当りが良く登山道の霜が融けている。 しかし、近年の登山道改良工事で登山道に砕石が敷かれたため、随分と歩き易くなった。 日の当たらない日陰の部分は、見事に霜が凍り付いている。 時々前を行くハイカーを追い抜き、どんどんと標高を下げて行く。 14時09分、標高767mの見晴台に到着し、空いているベンチに腰を降ろす。 10分ほど休みまた降下を始める。 見晴台から日向薬師へのコースは登山者が少なくなる。 広い尾根上に付けられた気持ちよい登山道で標高を下げて行く。 14時37分、標高682mの尾根上に建つ大きなお地蔵さんの所に到着する。 ここから、尾根道を外れ植林帯の中の九十九曲を下り始める。
展望のない単調な下り坂なので、随分と長い道のりのように感じるが、無線仲間と話をしながら下ると苦にならない。 15時09分、標高408mの所で舗装された林道へ出る。 この時期になると山蛭の活動も無くなるので、林道を渡って最短コースの登山道へ入る。 15時23分、標高310mの所で再度林道に出る。 ここからは林道伝いに標高291mに建つクアハウス山小屋へ向かい、15時26分に到着する。 この時期になるとクアハウス山小屋のお客さんも少ない。 早速風呂へ向かう。 湯に浸かりながら脚のマッサージをする。 風呂でさっぱりした後は、薪ストーブの燃える食堂へ向かい生ビールで乾杯する。 無線仲間との忘年会である。 さらにキープしてある焼酎をヤマメの刺身を摘まみながら飲む。 今回のコンテストは例年より参加者が随分と少なかったようである。 18時30分、クアハウス山小屋の車で日向薬師バス停まで送ってもらい、18時40分発のバスで伊勢原へ向かう。 伊勢原からは小田急線で帰途に着く。 19時44分、新百合ヶ丘駅で解散する。
今回もスマホGPSを使ってトラックデータを取得した。 今回のトラックデータは、距離6.5km、登りの累積標高差は532m、下りは-1003mであった。
費用
電車代(新百合ヶ丘→秦野) @¥470
タクシー代(秦野→ヤビツ峠)@¥5400
風呂代(クアハウス山小屋) @¥800
バス代(日向薬師→伊勢原) @¥290
電車代(伊勢原→新百合ヶ丘)@¥380
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